こないだの猛暑の週末、乗りテツの予定だったが、
行きたかった埼玉県の毛呂の辺りは、予想最高気温38度。

ムリ.....。(・_・)
ぶっ倒れてまうよ。

だけど、天気良すぎるから遠くへ出かけたいよ!
というわけで久々のレンタカー。

埼玉はやめて、相模原に変更。
ま、こっちも暑いけどさ、少しはマシらしいし。

しかし､中央道は混んでるだろう、下道で行くか.....
が!　下道も激混み!!
東名に載ってみる。
が!　やはり激混み!!
みんな考える事は同じだ。こんな雲ひとつない夏の日､どっか行くよね｡

途中でまた下道。でもでも、何でだ、どこ行っても渋滞してるじゃん!!
て言うかさ､ナビがちょっと古くて、今すいてるルートとか検索出来ないわけ。
まあ、ナビなんかない時代なら当り前だから、カンに頼るしかないか!

そして、3時間半も走って平均時速12キロと表示されてる....。ナンじゃそりゃ...。
距離たった40キロちょっとって事よね!!　(T_T)
せっかく久々のドライブの嬉しさ皆無で、疲れ切ってトウチャコ。

↑　外気温が...ヤバいっす

前から来てみたかった創業178年という立派な造り酒屋・久保田酒造。
八王子から少し行っただけなんだけど急に「山」感が増してきて、
きれいな水の小川を渡ると、目の前に大きな木造家屋。

ドラマのロケ地にもよく使われるそうだけど､
歴史的建築を見て回るのも趣味のひとつである私にとっては、
これまた大好きな日本酒と、旧建造物と、山、
という3つどもえで、
もうさっきまでの渋滞疲れもどこかへ吹っ飛んで、→消えちまった。

先客の男性は、誰かに送るという事で宅配伝票を書き書きしている。
うーん、この方も一人クルマで来るなんて､
日本酒好きね｡と、勝手に親近感｡(*^_^*)

焼酎や柚子酒なんかもあるけど、私は古酒をゲット。
チイとお高かったけど古酒は珍しいから買わなきゃね。

天井へ続く急な、例の手すりのない階段があったので、
「これは屋根裏へ通じるんですか?」と奥さんに尋ねると、
「実はこの建物は昔おカイコさんをやってたんです」

それで二階は養蚕場だったらしく、今は塞いで誰も使っていなくて、
1階だけを住居にしているとの事。
凄いなあ。歴史があるなあ。
台風だの戦争だのくぐり抜けて、いまだ残ってるんだから、凄いなあ。

背後の森からはカッコウの鳴く声、セミの声、
さらさらという葉ずれの音。
目の前の小川のせせらぎ。

思わず目を閉じて深呼吸する。それらの音の中に身も心も放つ。
生き返る気がする。

家屋の裏を散歩してみると、なーーんと朽ち果てたバイクやら車やらが何台もある。
ス、スゲー。何じゃこりゃ。

これってビュイックか何かだよね､70年代の｡3代も4台もあるよ｡
相当儲かってたのね。
で、廃車にもせず放置してこんな事になったのね。
これ夜見たらすっごい怖いけど、広大な敷地持ちならではだね。

で、この古酒、キリリと冷やしてすこーしずつ何日もかけて頂きました。

古酒好きな方ならご存知でしょうが、
ご覧の通りうっすらオレンジ色で、味はブランデーに近い。
和食よりもチーズとかに合いそう。
深い味わいで、芳香も濃く、とっても美味しかった!!

また、お邪魔しま～～す(^o^)／