女ひとり♪家呑み日記

お酒が好きです

呑むのは、ビール、赤ワイン、日本酒、スコッチ、ブランデーです

料理はほぼツマミです(笑)
乗りテツも好きです

どうぞよろしく(^o^)/

期待を手放した2023年

またまた、久々の日記になった。
ここ以外にもいくつかブログを書いてるけど、そっちも放置気味だ。


何たって、副業3つも掛け持ちしてる身だ。
仕事ない時は全くなかったりする副業だけど、ある時はどっと来る。


本業の会社の帰りにせっせと副業先に出向く毎日。
そんな年の瀬で2023年は過ぎた。


大晦日も元旦も仕事に行った。
それでも、個人事業だから雇い主も私自身だ。
信用して頂いて、お金を頂いて、自分だけの責任で仕事をする。苦にはならない。

↑副業=ペットシッター先の、ニャンコさんです↑


そして、こんなに長いこと連泊したことなかったと思うが、毎日彼様と過ごした。


彼は張り切って毎日料理を作った。
私は洗い物と風呂掃除と部屋の整理と、料理の「お手伝い」。


私も料理は得意だが、敢えて2023年は彼にやらせる事にしていた。
それは正解だった。


彼は、自分に出来ることは料理を作ってやる事くらいだ、と思っているのだ。
調理師免許を持っていて、経験もあるから手際が良くて何でも作ってくれる。


私のする料理とはちょっと方向性が違うので、それはそれで楽しい。
彼は、私が料理「まで」完璧に作っちまうと、居心地が悪そうなのである。(笑)


私は、交際相手にそう感じさせてしまう人間なんだろう、と前から知っている。


20代の頃、付合っていた彼氏に私のどこが好きなのか聞いたら(そんな事聞くのも若気の至りだわな)
「何でも出来るから」と言われた。


30代の頃、付合ってた彼氏には、喧嘩した時に
「ああ、お前は何でも出来るからな!!」と吐き捨てるように言われた。


小学校の先生や中学校の同級生にも似たような、
「何でもサラッと出来て可愛くない」
「出来ない事ないでしょ」みたいに言われた記憶がある。


そんな事言われてもね、しょーがねーじゃん。

↑料理中の男の腕は、セクシーである(*^_^*)↑


それで、私と付合い出してどんどん親しくなっていくにつれ、
彼氏たちはみんなだんだん劣等感を深めていく事になる。


それか、相手がそうやって劣等感をもともと強く持っているかだ。
だとしたら、私がそういう男だけを識別して選んでいるのだろう。


それに、男が女より何でも上でなければならん、
と言う概念がいまだ地球上に蔓延しているのもあるだろう。
だから、デキナーーイ!!と言う女子が大概モテル構造になっている。(笑)


確かに私は何でもたいてい出来る。
男に頼りたいと言う時は、肉体的に力が欲しい時と、
DIYの時に手がもう一本欲しい時と、
こりゃあ一人じゃあちょっと間が持たねえな、と言う時だ。


例えば、ちょっといい感じのレストランでゆっくり食べたい時、
おひとり様の食事も私は大好きだけど、
会話したり、笑顔を投げかけたり、他愛もない話をする相手が要るものだ。
ひとりで喋ったりヘラヘラ笑うわけにゃあイカンからねえ。

↑グラスで味が左右される、ワインは深い。↑


それに、週末の夜は一緒に映画を観ながら晩酌をして、
しばしばイチャイチャしたり、人生について語ったりもしたい。(*´∀`*)


その為に、私はパートナーが必要なのだ。
いや逆に、それ以外に、何か要る?


晩酌してイチャ付くなら誰でもいいのかと言うとそんな事決してないのに。
ちゃんと選んでいるのにな。


そもそも、パートナーって、自分が出来なくて代わりにやって貰う為の相手じゃないだろう。


しかし、男たちはどうも自分の役不足を感じるらしい。
彼らの存在意義を揺さぶる様なのだ(笑)


いや、そこに居て馬鹿話に付き合ってくれてるだけでいいんだけど。
と私は思うんだけどね。



人というのは、
赤ちゃんの時から親に色々と期待されたり失望されたりしながら大人になっている。


時代と国の違いこそあれ、「男は、○○であれ!!」
と言う教育を受けてきた彼たちにとっては、
力仕事と性生活以外に自分が役に立つ気がしないのは、
自己愛を揺るがす問題なのだろう。


だから、敢えて私は、2023年は彼様にとことん料理を作ってもらった。
美味しい美味しいと言い(勿論心から)
これまた作って、明日はあれ作って、とお願いし、
二人で食材を買いに行き、手伝う事あったら言って、とキッチン横で待機し、
ああーー、それはそうしない方がいいのに
と口を出したい事が多々あれどグッとこらえ、
全て彼様のやりたい様に作らせた。


彼はすっげー台所を汚す。汚く使う上にきれいにする事は出来ない。(笑)
だから後始末を完璧にやるのは本当に手間がかかったが。



そんな正月休みの毎日。
彼はそれで満足そうだった。


そして私は言いたい事聞いて欲しい事の7割を
言わずに心にしまい込んだままにした。
我慢とか忍耐と言うことではない。


それを伝えて私はいったい彼に何を期待しているのだろう??
と言うことだ。


言ってもショーモナイ事を。


これは2023年の私の履修課題だった。
私が彼様にご飯を作るのは、
美味しいと言って欲しいから?褒めて欲しいから?団欒の食卓を再現したいから?


それを得たとして、それがいったい何だと言うのだろう。
なぜ私はそれを彼に求めるのだろう。


その代わり残りの3割で、これはここで伝えて彼の意見も聞きたい、と言う話はした。
つまりおのずとディープな話題になったが、彼は真剣に答えてくれ、
またその答えを聞いて、彼に惚れ直したりもした。


そして一方で彼様の方も、私に何でも良く話す。
会わない間に起きた事、会った人たち、観た映画、政治の事。

↑アスペルガーの彼は、何でもこの様に「積む」(笑)↑


彼は私以外の人間の前では口数はあまり多くなく、
人に合わせて、かなり無理をしている。
外面がよいのである。


だから私に会うとそのタガが外れて喋りたくてしょうがないのだ。


しかし彼が言った何気ない話に対して
私が何か言いたくなった時、
なぜ今私はそれを彼に訴えたいのか?
を自分にいちいち心の中で質問するようにした。


そしたら、特に言った所で彼との親睦が深まるわけでもない内容が
8割を占めている事が、客観的に見てわかった。


そうだ、私は寂しい育ちをしたので、
仲が深くなった相手には、何でも話したい衝動に駆られがちなのだ。
彼はいっぱいいっぱいになってしまうだろう。


それより、彼様が話し、私に訴える内容を、
カウンセラーの様に逆にじっくり聞くのだ。


途中口を挟んで私の意見を言うのでもなく、
その時どうしてそう思ったのか、それはなぜなのか、
と時々質問して、彼が話すのをひたすら聞く。


人は、質問されて答えていく内に自分で自分の気持ちに気づくものだ。
特に彼の様に心を普段閉ざして自分を守っている者は。


そのせいか、いつも人の話を黙って聞いていられないタチの彼様も、
私の話をじっと真面目に聞いてくれるようになった。


彼は付き合い当初からは別人、と言っていいほど変わった。
誰も俺に触れるな、と言っている様な錆付いたナイフの如き男だったが、
今は私の理解者でもある。
それは、私も変わったからだ。
彼に期待したり求めたりする事をやめたのだ。
上っ面はやめた様に見せかけたのも最初の内で、
やっていく内に、本当に前のように要求心がうまれづらくなって行った。


今考えたら、私は彼に満たされたい為に彼を満たそうとしていたのだろう。
今は、違う。腹をくくったのだ。


彼が私を満たせなくとも、満たそうと頑張っているその気持ちだけで、
彼を全部受け入れたいと思う。


そして私達はいよいよ精神的にも親密になれた。それが2023年だった。
この先も、私は彼をもっと理解したい。


しかし、一方で人間と人間は、どんなに親密になろうとも、
境界線を守らなければならない。


彼は、親密と言うのは境界線を無くすことだと思っているだろう。
彼の育った家庭が、そういう環境だったからだ。


それは私も同じだ。
同じだからこそその仕組みも気持ちも理解できる。


理解できるからこそ、境界線を私は守り、
その一線だけは彼にも誰にも侵されない領域であり、
それが関係の妨げには絶対ならないものであり、
むしろ守るものなのだと言うことを、いずれ知って欲しい。


彼に求めるとしたら、そこだろう。


そんな彼様と、この先続けていくのは骨が折れることだろう。
骨が折れる事が得意な私が、選んでいる人生なのだ。


彼を理解することは私自身を理解することなのだ。



☆蛇足なオマケ☆
彼は下戸→ノンアルビール
私はザル(*´∀`*)→ビール→日本酒→ワイン


本麒麟の値上げ これ以上スルナッ!!<`ヘ´>