女ひとり♪家呑み日記

お酒が好きです

呑むのは、ビール、赤ワイン、日本酒、スコッチ、ブランデーです

料理はほぼツマミです(笑)
乗りテツも好きです

どうぞよろしく(^o^)/

スッキリする悪夢

悪夢で朝方目覚める。
最近こんな事が多い。


前はいつものことだったが、
何とか楽しい事をやって不安を回避して頑張っているうちに、
毎日見ていたイヤな夢は見なくなり苦しまなくなったので、
日常生活も健康的に送れるようになって久しい。


久しいが、悪夢の元を隅に追いやっているだけなので、
根本的に解決はしない。
だが、そうでもしないと鬱になって引きこもって
気が狂って社会から逸脱してしまうから、仕方なかったのだ。
生き抜いていくために。



✾...✾...✾...以下は夢です✾...✾...✾...


私はKちゃん(元親友)と北海道(故郷)の土手を歩いている。
夕暮れに差し掛かり
空はうっすらピンク色と濃い水色が混ざり合っていて、
湿度は少し高く、温度はちょうど良く、快適で気分はいい。


私はこの後自宅に物を取りに行ってから、
また彼と合流して一緒に酒を飲む話をしている。


が、なぜだか私はこのままどうしても実家に戻ったまま家を出ないという風に気持ちを変える。
クドちゃんは「え~~、俺と飲むんじゃないの?」みたいに言っているが、
私は気にも留めない。
自分でも、なぜ一瞬で気が変わったのか不思議に思う。


そして実家に入ろうとするが、何だか玄関からスッと入るのではなく、
ひどく狭くてゴチャゴチャした変な場所を抜けて、
物を除けたりしながら何とかやっと苦労して一生懸命中に入る。
それで私はイライラしている。


茶の間では「相変わらず」父母が激しく罵り合いをしている。
またやってるよ...
何十年経っても、一ミリも成長しないジジイババアどもめ。


しかし別れない。
こいつらは私を生け贄にしながら、この不仲のゲームを楽しんでいるのだ。
虫ずが走る。お前らのお陰で私の人生は狂ってるんだ。



私は黙って後ろを向いて何か作業をしているが、
ついにブチ切れて振り向き、大声で


「.....っるっっせええんだよテメエラぁ!!」


と叫ぶ。
途端に父は腰を抜かすほど仰天して私を見ている。
母は平然としている。
父の様子を見て私はいい気味だと思っている。


そうだ、知らんだろう、
家におらず問題から逃げ続けて私を無視してきたんだからな。
私が何を感じて生きてきたかお前は知らんだろう。


続けて私は 「ぶっ殺すぞテメエラ!!!」 と叫ぶ。
怯える父が反撃の体を見せるがそしたら本当に殺してやろうと思っている。
反応の薄い母にも怒りが湧く。
私がキレるのさえこのババアには楽しいのだろう。
私は、もうKちゃんの所へ戻ろうとしている。


また急にこうやってコロコロ気が変わる自分がわからない。
つまり私も結局その場の苦痛から逃げ続けているだけなのか。


ハッと気付くと別の部屋にバロン(天国の愛犬)がひとり布団の上に横になっている。


ああそうだ、いつもこうやってバロンはこいつらの汚い罵声に怯え、耐えていたのに、
私はバロンを置き去りにしてクラブに出かけたりどっかに行って
バロンを置き去りにしたんだ。


頭の中に溜まって渦を撒いている、
あいつらの汚い罵り声や醜くゆがんだ顔を追い出すには、


暗闇のフロアにフラッシュライトが瞬き、
全身を揺さぶる様な大音量の音に身を任せて何も考えずに済むクラブが
私の脳を掃除してくれていたのだ。


ごめんね、バロン。
それでも、今この家にいる事はできない。
居ても立ってもいられない。
このままこの家にいたら、本当に彼らを殺してしまいそうで怖いのだ。


目が覚める。
バロンに謝る。
バロンの苦労を心からねぎらう。


ああバロン。凄く、苦労かけたね。
こんなひどい家に来たばっかりに、私は完璧に守ってあげられなかったね。
私たちみんなは、バロンから沢山優しさと愛を貰って、みんなが幸せになったのにね。


私はもう、愛する者も守りきれないような、
逃げなければ命を脅かされるような、
一触即発の世界から抜け出したい。
変わりたい。
✾...✾...✾...



こんな悪夢を久しぶりに見たのは、
あらいぴろよさんの、『虐待父がようやく死んだ』
を読んだ効果(?(•∀•))だろう。


幸い?私は20代の早いうちに親の闇が自分に巣食っている事に気づいて
分析しまくってカウンセリングにも通い、
親と対決したり歩み寄ったり
ありとあらゆる方法で解決しようと努力して、


その努力自体が私の生きる目的になっていたが、
自己愛性人格障害の親は、
絶対に、何がなんでも、自分がこの世に君臨する神であり絶対の存在であり、
正しいと信じていて、こちらの努力など只の徒労に終わったのだ、
と諦めることが出来た。


出来たのでほぼ縁も切れたが、
行き場を失った怒りはずっと心の底辺に焦げついたままなのだろう。


ただ、夢の中で思い切り言い返せていると言うことは、良い証拠だ。
昔の悪夢の中の私は、何も言い返せないどころか、
叫ぼうとしても体が硬直して動かず、声も出ず、全身麻痺の人だった。
されるがままだったのだ。


あんなに屈辱的で、悔しくて腹が立って悲しい経験は他にない。
夢の中で私は親の奴隷だった。



再びこんな夢を見るのは、フラッシュバックなんだろう。
でも、今は言い返せる私になった。


悪夢は悪夢だったが、怒鳴ったからなんだかスッキリしている(笑)
生き物が夢を見る意味がわかる。


相手は、変わらない。自分が変わったのだ
もう全身麻痺の私ではない。


言葉も話すし、自分の足で歩く。